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【イベントレポート】トリナ・ソーラー、PV EXPO 2025に出展
2025.02.27

 【2025年2月19日~2月21日/東京】太陽光エネルギー分野におけるイノベーションで世界をリードするTrina Solar Co., Ltd.(SH:688599)(以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、東京ビッグサイトにて開催される「PV EXPO 2025」に出展しました。

 ブースでは、「発電と蓄電で太陽と未来をつなぐ次世代エネルギーソリューション」をテーマとし、日本市場のニーズに応じて開発された最新の発電、蓄電製品および関連ソリューションを展示しました。会場では、日本国内外の太陽光発電および蓄電分野における最新動向と技術的洞察をご参加いただいた業界関係者の方々、メディアの皆様へ発表し、弊社ならではの見解と課題解決のための手法の提供を行いました。また、VR体験を通じて、トリナ・ストレージ工場の製造現場にて電池セルや電池パックなど、各種生産ラインの製造プロセスを直感的に体感いただきました。

動画:トリナ・ソーラー APAC地域エネルギー貯蔵部門 プレジデント Leoによる新製品説明動画。

動画:3日間通じての展示ハイライトをまとめています。

■Elementa 2 Pro 5MWhの発表:効率性をさらに高めた5MWhモデル

 海外ソリューションマネージャー黄韬(Huang Tao)によるプレゼンテーションではElementa 2 Pro 5MWhを日本初発表しました。蓄電池の新たなソリューションだけでなく、システム容量※1を従来品より約22%増加※2したこの新バージョンは、自社開発の314A高エネルギー密度セルを搭載し、国際的に広く採用されている標準20フィートコンテナサイズ※3を維持しながら、システム容量※1を5MWhに大幅に拡大しました。このアップグレードにより、蓄電コストの効率がさらに向上し、より経済的かつ高効率な蓄電ソリューションを提供します。

※1蓄電池システム全体がどれだけの電力を蓄え、供給できるかを示す指標。

  蓄電池本体だけでなく、インバータや充電器などの周辺機器も含まれ、エネルギーの貯蔵量と放電能力を示します。

※2 2024年に発表されたElementa2 4MWhと比較

※3 国際的に定められた海上コンテナの標準サイズの1つです。

■寒冷地対応住宅用蓄電システム

 寒冷地対応住宅用蓄電システムに関するプレゼンテーションではトリナ・ストレージAPAC地域住宅蓄電製品部長の劉佳より発表があり、海外メーカーとして初めてJETプロパゲーション認証を取得した家庭用太陽光・蓄電システムの2025年新商品を紹介しました。薄型で設置がしやすく、-25℃以上の環境への設置が可能となり太陽光をより効率的に、蓄電池でより経済的にソーラーライフをサポートします。

■最新のN型i-TOPCon Ultraセル技術を搭載したVertex S+ NEG9R.28(Ultra)とVertex N NEG19RC.20(Ultra)を初披露

 製品戦略・企画管理部長 伊藤邦泰によるプレゼンテーションでは太陽光モジュールの市場や技術の最新動向について発表を行いました。

 また、今後5年間の主流セル技術はTOPConと予想されており、日本の住宅および商業用分野で使用できる最新のN型i-TOPCon Ultraセル技術を搭載したVertex S+ NEG9R.28(Ultra)とVertex N NEG19RC.20(Ultra)を初披露しました。

【Vertex S+ NEG9R.28(Ultra)】 

Vertex N NEG19RC.20(Ultra)

 TOPCon Ultraセルは、太陽光パネルの効率を大幅に高める次世代の太陽電池セルとして注目を集めています。この技術は、従来の裏面へのトンネル酸化パッシベーション膜(薄膜絶縁層)だけでなく、表面および端面を含めセル全体をパッシベーション膜(薄膜絶縁層)で覆う事により太陽光を電気エネルギーに変換する過程におけるエネルギー損失を最小限に抑えることで、より高い発電効率を実現します。製造プロセスは比較的容易に追加でき、その結果、大規模生産が可能となり、太陽光発電の普及を後押しする役割を果たしています。今回新たに発表された製品、Vertex S+ NEG9R.28(Ultra)およびVertex N NEG19RC.20(Ultra)に搭載されている、i-TOPCon Ultraセルはi-TOPConセルに比べてさらに変換効率が高く、出力も高いことが特徴です。